厚労省 歯科医師によるPCR検査実施を検討へ
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ここ数年で歯科医師は、一口腔単位のみならず一顔面、一身体単位へとより広い全身的な知見を元に包括的な治療を行う方向へとトレンドが移っています。
超高齢社会の背景が大きく関与していて、歯科医師も運動や栄養面、早期発見の時点で介入できるようにと研究も進められています。体重や体脂肪率、血圧などを測る歯科医院もあります。
ですから、歯科医師がPCR検査を行う案が、手段として出てくることに驚きはありません。
本質的には数が多いとされる歯科医師が、職域を拡大することにより、不足している医師を助けるというような合理的な構図が生まれていることに、オンライン診療と同じような期待があります。
補足ですが、大学病院などで働く3100名の歯科医師が主な対象で検査所に赴くことを想定で、歯科医院の各所でPCRを受け持つ訳では無いので注意!歯科医師兼医師です。現状、歯科医院にN95が満足に納入されているとは到底思えません。どういう目的の記事かはわかりません。歯科医業の再開のための材料なのでしょう。歯科医院での安全対策は、タービンの滅菌が全医院で行わているわけでも義務化されているわけでもなく、ラバーダムなどのADAが推奨しているものも保険算定が難しくなっています。つまり歯科医院の感染対策は現在歯科業界全体としては不十分です。もちろん万全の歯科医院もあります。検査が安易に安全確保されずに行われれば歯科医院のクラスターを起こしますので、まず感染対策関連の保健算定を増強するべきです。
この取り組みは医科歯科連携の促進力になるとはおもいますが、リスクとしてPCR検査の結果の解釈などで齟齬が生じる可能性があります。PCRの陰性はこの疾患の否定には現在用いることはできません。
安全に医科歯科連携が促進されることを双方の立場から願ってます。誰がやるにしても、感染防御物品がちゃんと供給されることが大前提。
現状、通常の診療は感染予防のために制限している病院が多いので、マンパワーに余裕がある科もあり、全科からドクター集めて発熱外来対応しているとこが多そうですが、
ドクターのマンパワーには地域差もあるので、
こういった形で柔軟に対応できるとよいですね。