(ブルームバーグ): 配車サービスの米リフトは21日、2020年通期の利益と売上高の見通しを撤回した。同業のウーバー・テクノロジーズに追随し、新型コロナウイルス感染拡大による予測不可能な影響を理由に挙げた。

リフトは需要の劇的な減少に見舞われ、従来予想は打ち砕かれた。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けて世界各地でロックダウン(都市封鎖)が実施される前の時点では、ウーバーとリフトは投資家に20年末もしくは21年の早い時期までの業績黒字化見通しを示していた。ウーバーは先週、20年通期の業績ガイダンスを撤回した。

21日の発表資料によると、リフトは5月6日の1-3月(第1四半期)決算発表時に、財務状況の強化とコスト削減のための措置、運転手らの支援について詳細を示す方針を明らかにした。「パンデミックで3月半ば以降、乗車回数を含めビジネス動向に悪影響が出始め、4月も続いている」と説明した。

原題:Lyft Pulls 2020 Forecast, Cites Covid-19 Impact(抜粋)

©2020 Bloomberg L.P.