【決算】ファミレスは激減、牛丼は微増。コロナで明暗の「外食」
☑️吉野家と壱番屋が「増収増益」の理由
☑️沈むファミレス、耐えるバーガー
☑️「多業態」と「単一業態」の戦略
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テイクアウトやデリバリーが増えても、減少分はカバーできない。それがつらい。
・1人で行ってもくもくと食べるところ→微減or増加
・複数でガヤガヤ話しながら食べるところ→激減
完全にゲームがひっくり返りつつある。
テイクアウトやデリバリーで一時的に耐えることはできても、限界があります。家賃という大きなコストは月々出ていくばかりです。
銀行借入で建てたビルなどを運営している家主は、家賃の減額に応じると返済ができなくなる。家主も限界がある。
しかし、店舗運営者は売り上げがあがらな日がつづけば、店じまいとなる。そうすれば家主に家賃は入ってこない。
どれだけ持ち堪えられるのか。いまだCOVID-19の終息が見えないなかでの決断はむずかしい。
最終的には、銀行が返済猶予を許容するしかない。しかし、銀行も共倒れになる恐れがあるので「はいわかりました」とはいわない。
時間は待ってくれない。
一見、同じ低価格路線で、客層も重なる4社。毎月の客数などの推移を追うと、業績に差が出た一因は、メニューの戦略の違いにあると捉えられます。
日高屋とリンガーハットは、2018年の値上げで客離れが起きてしまい、2019年は逆に値下げしました。それによって日高屋は客数が戻りましたが、リンガーハットは十分に戻らず、大幅な利益減を招きました。
吉野家も消費税増税時に値下げしましたが、同時に高価格も充実させたことが功を奏しています。
しかし新型コロナウイルスの影響で、積み上げてきた戦略が半ば無に帰してしまった感もあります。テイクアウトやデリバリーの市場が拡大する中、業界地図がどのように変わるのか、引き続き追っていきます。
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