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2020/4/25
本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、毎週土曜日に話題のビジネス本の要約をお届けする「10分読書」。今回は、『世界の針が巻き戻るとき』(PHP研究所)だ。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(3894文字)
移民問題や財政問題をきっかけに、ヨーロッパで「国民国家の復活」が起きている。フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、ハンガリーなど、どの国も古い型のモデルに戻ろうとしている。
時代の針が巻き戻り始めた世界で、私たちは特に、ソーシャルメディアから自分自身を解放する必要がある。ソーシャルメディアは純然たる「擬態」だ。ソーシャルメディアはまるで社会であるかのように見えるかもしれない。
だがそれはリアルではない。
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注目のコメント
> そこから立ちあらわれてくるのが、善行からお金儲けをする「モラリティの資本主義」である。いま先進国ではモノがあふれており、消費意欲も落ちている。そうした状況下では、より善き生活(better life)が注目を集める。
富裕層は、ですよね。
深刻な貧富の差が、さらに開いてしまいそう。新しい実在論という哲学的見地から世界を斬ると、そこに5つの危機がある。どんな危機なのか、「世界史の針が巻き戻るとき」を読んでみよう。
この解説に出てくるキーワード「モラリティの資本主義」は新しいトレンドになるでしょうね。強欲資本主義は古臭く感じるようになりました。“そこから立ちあらわれてくるのが、善行からお金儲けをする「モラリティの資本主義」である。いま先進国ではモノがあふれており、消費意欲も落ちている。そうした状況下では、より善き生活(better life)が注目を集める“
一部の先進国や富裕層にはこの動きは出てくると思います。プリウスがで始めた時に買った層はまさにこれでした。しかしポストコロナは分断の世界です。富裕層の反対側には強烈な貧困層、そして発展途上国があり、この10年で経済的に登り始めていた彼らはその足場を失いつつあります。“モラリティ”は富裕でなければ醸成されません。
“善行“の対象が彼らにまで及ぶのかで世界の経済が力強く戻るか否かが変わって来るのではないでしょうか。
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