【日本】【コロナアンケート】駐在員退避3割、地域で温度差[経済] インドなど除き「日本は高リスク」
コメント
注目のコメント
この海外駐在員を対象にしたアンケート結果が面白い。
「日本に退避」「退避を準備」の回答は全体の僅か3割程度で、医療環境のぜい弱なインドやインドネシアなどを除くと、退避しない理由は「日本の方が安全でないため」との指摘が多かったという。外地から見ると、日本のコロナ対策が緩く見えるのだろう。このアンケート、回答依頼が来ました。
インドネシアの状況でいうと、周囲に確認する限り日系企業は帯同家族(特に子連れ)は概ね帰国。
駐在員本人の帰国パターンは会社により1.会社命令により全員帰国(top tierや財閥系)、2.若手のみ帰国・責任者は在留 3.帰国せず、です。もちろんいずれのケースでも疾患のある人や希望者は帰国しています。
日本に帰るのちょっとなぁ…と思っているのは、ひとつには帰国してから自主隔離に入るまでの大変さ。今は少し落ち着いたようですが、一時は2晩検査の行列に並び(もちろんsocial distancing なんて無し)、ここで罹患する人が出たなんて話もありました。帰るときは寝袋とダウンジャケットの持参を勧められました…
あとは、当然ながら事業継続可否(日本に帰国したら当面戻れないと思ったほうがよい)、医療(日系クリニックがいくつか閉まり出している状況。ローカルは国民優先で期待薄)、治安(デモが起こり始めている。98年暴動のようなことになる前に退避要)、の兼ね合いが判断基準になります。インドネシアに限っては日本のほうが安全そうですが、それでも市街の緊張感や規制の強さはこちらのほうが高く一概に言えない。当社も残留している他社も、毎日判断・判断の連続です。
なおインドネシアの感染者数や死亡者数を人口単位で見てしまうと読み違えるかもしれません。感染拡大の中心であるジャカルタの百万人あたり死亡者数は25.6(4/17現在・246/9.6百万)です。