【データ限定公開】超人気の民泊ホストの「告白」

2020/4/11
東京都内に暮らす町田龍馬さんは、宿泊マッチングサービスのAirbnbの「名物ホスト」として、国内外でよく知られた存在だ。
例えば日本人アーティストの作品を飾った部屋には、その独創性から、Airbnbの共同創業者がわざわざ東京で宿泊したほど。米NewYorkTimesを始め、世界のメディアが取り上げた。
現在は民泊サービスを運営を手がけるベンチャー企業zens(ゼンス)を経営。東京五輪に向けて、ビジネスを広げている最中に、新型コロナが直撃した。
前代未聞のパンデミックが、シェアリング・エコノミーに与える影響はどれほど深刻なのか。特別に経営データを公開してもらい、逆境に立ち向かう町田氏に話を聞いた。
町田 龍馬(まちだ・りょうま)zens代表取締役CEO。1987年長崎県生まれ。ニュージーランドのオークランド工科大学卒業。2014年にAirbnbのホストになり、Airbnbの運営代行事業を開始する。共著に『中古アパート・マンションが生まれ変わるairbnb空室物件活用術』(幻冬舎)

売上高は「70%減」

──新型コロナの影響で、ついに日本でも非常事態宣言が出ました。
 Airbnbについて、物件の稼働率、客室単価とも深刻な影響を受けています。4月の売り上げは、当初計画の20%にとどまる見込みです。