【教訓】コロナが生む職場問題、5つの解決策

2020/4/18
withコロナが長期化しそうな兆しだ。
新型コロナウイルスの脅威が、日本でも顕在化し始めたのは2月半ば。いち早くリモートワークに切り替えた企業の社員は、2カ月近く、職場を離れて仕事をしていることになる。
緊急事態宣言が全都道府県に広まったことを考えると、リモートで働く人はこれからもっと増えそうだ。
組織のあり方や働き方が、加速度的に変わっていくだろう。
ただ、いくつか懸念もある。
経営共創基盤の塩野誠氏は、「過去に起きた経済危機を振り返ると、有事の時は職場に悪影響を与えるような動きが必ず出てくる」と語る。
その動きはどんなもので、働く人たちはどう対処すればいいのか。ありがちな5つの職場問題について、解決策を示しながら解説していく。

1. 真っ先に信頼を失う人の特徴

今回のような危機の時、会社は常に最悪のケースを想定して動くものだ。企業存続に向けた選択と集中で、一部の人に不平等な意思決定が行われることもある。