【決算】コロナだけじゃない。連続減益の良品計画が苦戦する理由

2020/4/10
4月9日発表の良品計画の2020年2月期連結決算は、5期ぶりの最終減益となった。
中国に店舗を多く持つ良品計画は、昨年から感染が広がり始めた新型コロナウイルスの影響を強く受ける。だが問題はそれだけではない。
本業のもうけを示す営業利益は2期連続の減益だ。
営業収益(売上高に相当)が16期連続で最高額を更新しているので、一見すると「無印良品」は好調に見える。だが、利益確保では苦戦を強いられつつあることがわかってきた。
良品計画に何が起きているのか。決算の数字から読み解いてみよう。

16期連続増収・2期連続減益

良品計画の2020年2月期連結決算は、売上高に該当する営業収益が前年比7.1%増の4387億円で、16年連続で過去最高を更新した。