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空自のスクランブル、947回 過去3番目、対中国機が7割

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国は、実質的に東シナ海をコントロールするための軍事行動を緩めることはないでしょう。空自のスクランブルが減ることはありません。中国が東シナ海を抑えたいのは日本侵略のためではなく、米国の対中軍事力行使を恐れるからです。だからと言って日本が攻撃されないと言っている訳ではありませんが。
    毛沢東時代の中国は、敵を上陸させてから人民の海に沈めるという人民戦争を掲げていました。そのため、重要な重工業施設を重慶や武漢等の内陸部に建設したのです。しかし、鄧小平氏が改革開放政策を提唱し、経済発展を追求し始めると、工業および商業施設は沿岸部になければ不便です。そのため、改革開放後の中国では大都市が沿岸部に集中しました。
    それは一方で、中国がもはや陸上で人民戦争を行うことができなくなったことを意味しています。敵に上陸されたら、中国の重要な大都市や経済拠点が直ちに破壊されてしまうからです。中国は、敵の上陸を許さない作戦を考えざるを得なくなりました。
    そこから、中国の海空軍重視が始まります。中国海軍は、遠洋海軍(ブルー・ウォーター・ネイビー)を目指し、空母を含む大型艦艇を大量に建造しています。2013年に提唱された「一帯一路」の一路は「21世紀海上シルクロード」です。中国は、経済発展に軍の支援が不可欠であるとしていて、海軍による海上輸送路の保護はその支援の一つです。
    一方で、中国海軍は陸軍の一部という伝統を作戦面で残しています。海上において人民戦争を戦おうというのです。その海域が東シナ海です。陸上に設定できない縦深性を海上に設定したら必然的に東シナ海が含まれます。
    中国は、まず対艦弾道ミサイルで、3000~4000キロメートル離れた米艦隊を攻撃し、その後、長距離爆撃機から発射される巡航ミサイル等で攻撃し、次いで、大量の潜水艦等で待ち伏せ、さらに空母打撃群で攻撃します。それでも生き残って東シナ海に入ってこようとする米艦艇を多数の小型艦艇でゲリラ戦を展開して叩くということです。
    中国にとっては、米国が攻撃した際の防御的な措置かもしれませんが、その場所を東シナ海に置かれて、中国が軍事的にコントロールするのでは、日本の安全は保障されません。中国が防御的だと思って採る行動が、日本や米国にとっては攻撃的あるいは戦争の準備と捉えられる、まさに「安全保障のジレンマ」状態にあると言えます。


  • PPP/PFI 公民連携事業 担当課長

    単純計算で一日当たり2.5回のスクランブルってヤバくないか。
    平和を守ってくれる自衛隊の皆さんには頭が下がります。


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