サザビー創業者、申告漏れ指摘 130億円、不服として審査請求
コメント
注目のコメント
サザビーリーグは、agnès b.、STARBUCKS、Ron Herman、Flying Tiger Copenhagenなど海外ブランドを日本のマーケットに浸透させるマーケティング企業。
いつも感じるが、サザビーの扱うサービスは凄くかっこいい。スキームは謎なのですが、色々なメディアの情報を集めて大体流れがわかってきました。
2010年、鈴木氏が出資してオランダに資産管理会社『SRS』を設立。
2011年、親族100%である投資会社『AHA』からSRSに種類株式を発行、このとき1株5万円。
AHAは2010年末から2011年にかけて、TOBでサザビーリーグ株式を買取、その後にAHAはサザビーリーグを合併し、社名をサザビーリーグに変更(新サザビー)
そして、2015年にSRSの所有する種類株式の半分を新サザビー社に売却。ここでの売却価格は1株8万円。
このときSRS社は鈴木氏の100%会社であり、鈴木氏はタックスヘイブン税制の対象に、オランダの法人での課税所得が鈴木氏の課税所得として課税がされます。
ただ、ここでの売却価格が適正でなかったと言うことで、売却益を150億円と認定したうえで、130億円の申告漏れとの認定(1株86万円)。
ここで重要と思われる情報が、新サザビー社は2014年10月にスターバックジャパンの株式を米国親会社に売却しており、そこで500億円の収入を得ている。
さらには2015年3月に新サザビーは事業会社である子会社を合併しています。
ウィキペディアにここの流れが載っています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0
税務上は株式の時価を一般的には直前期末で算定します。2015年3月までの間にSRSは新サザビーに株式を売却していたとすると、株価を算定する数値は2014年3月をベースにします。
詳細は解らないのですが、タイミングとしては、スターバックスジャパンの株式売却とその後の事業子会社合併、この辺りが当局からの指摘の対象になったのではないかと思われます。
鈴木氏は不服として、申し立てをするようですし、この後の動きで詳細が明らかになっていくと思われます。