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注目のコメント
【移民問題について「ブリュッセルで政策を決定し、イギリスの自国民での政策決定権が無かった」と言う事が問題視されて、Brexitに至った。】
と言うのがおおよその認識なのだと思いますが。
つまり「自国民の政策は、自国民で決定できる」と言う事は尊い事であって、裏返せばまだまだ少なくとも数世紀スパンにおいては「最大のコミュニティは国家」であって「政府は国家を運営するための機関」と言う事がむしろ証明されたではないか、と言う事だと思います。
ここで言うに事欠いて【世界政府】ですか。
過度なグローバル化が明らかに誤っていたと言う認識が広がる中で「これから益々グローバル化だよな!」みたいな滑稽な主張に見える。
こんなのを仮に進めても、【「世界政府」なるものが政策を決定し「自国民に主権が無い状態」に懲りる】のは自明。
現に、EUも、ギリシャ国民が困窮していても、ドイツ国民や企業の多くは所得を再分配してでも「同じEU民なんだから、痛みを分かち合って救おうぜ」とはならなかったし、コロナ騒動を受けて国境を高くしているではないですか。
コロナウイルス騒動のようなショックを利用して、一瞬耳障りの良い【ドラスティックな改革】を訴えかける事を「ショックドクトリン」と言います。極左がしばしば用いる手法です。ブラウンらしいと言えばブラウンらしい。しかし「世界政府」が特定の都市をロックダウンすることが出来ない以上、やはりその権限を持つのは国家しかない。自らの生活に甚大な影響を与える権力を持つ組織は、何らかのかたちで権力を行使する正統性を持たねばならない。
イタリアのせいだとかアメリカが悪いとかそもそも中国が…とか各国の分断が進む一方で、こうした協調、共存の動きが出てくるのはとても素晴らしいことだと思います。