ＮＴＴ、ゼンリンと資本業務提携 スマートシティーなど視野

［東京　２６日　ロイター］ - ＮＴＴ<9432.T>は２６日、ゼンリン<9474.T>が実施する第三者割当による自己株処分を引き受けることにより、同社の普通株７．３２％を取得すると発表した。ゼンリンは約４５億円を調達する。

資本業務提携を結ぶことで、ＩｏＴ（モノのインターネット）やＡＩ（人工知能）の活用が広がる時代に向け、自動運転、スマートシティーの分野で協力するなど、地図の高度化に取り組むという。

ＮＴＴは２４日、トヨタ自動車<7203.T>とスマートシティー事業で継続的な協業関係を構築するため、業務資本提携で合意したと発表。スマートシティーの運営を共同推進するための資金調達に向け、４月９日付で相互に総額２０００億円の普通株式を取得するとしている。

トヨタはゼンリンの第２位株主でもあるが、ＮＴＴの広報担当によると、現段階では３社によるスマートシティー事業での具体的な計画はないという。

＊内容を追加しました。

(内田慎一、青山敦子)

コメント

注目のコメント

• 横山 直人

  株式会社フライウィール CEO & Co-founder

  ・2020年03月26日

  NTTがゼンリンと資本提携とのこと。NTT攻めますね。トヨタとのスマートシティー構想で自動運転の分野も含めた事業構築を目指してのことだと思いますが、これから詳細検討というフェーズなのでしょうか。自動運転だけでなく、ロケーションデータを活用したマーケティング等、幅が広がりますね。楽しみです。
• 八子 知礼

  株式会社INDUSTRIAL-X 代表取締役

  ・2020年03月26日

  トヨタとの資本業務提携に続いてゼンリンとも。
  スピーディなNTTは気持ちが良いですね。
  まさに昨日のインタビューで答えておられたようなGAFAとMaaS、スマートシティを意識した動き。
• F. Marc Lisa

  トヨタxNTTとの資本業務提携、スマートシティ構想から一週間以内のタイミング。
  NTTがゼンリンへの出資を発表、7.3%取得なので第三位株主に浮上ですね。ゼンリンはトヨタも第二位株主（8%）につけています。
  ちょうど今日KDDIとJapanTaxiの資本提携ニュースも出ていましたね。
  https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2003/26/news139.html
  
  技術を持つ国内企業が連携し、スマートシティー、MaaSの流れが加速するのではないでしょうか。国も関与してるでしょう。本気度を感じます。