[ワシントン 24日 ロイター] - 米ボーイング<BA.N>のカルホーン最高経営責任者(CEO)は24日、新型コロナウイルスの影響で信用市場が冷え込む中、米財務省が同社支援の条件として株式を取得することを望んでいないと述べた。

FOXビジネスに対し、株式取得は不要だとし、「もし強制されるなら、他のあらゆる選択肢を検討する。方法が数多くある」と述べた。

ボーイングは、新型コロナの影響で経営が悪化している国内の航空機製造業界向けに600億ドルの支援が必要だとの考えを示している。米議会は24日にも、新型コロナ対策として最大2兆ドルの景気刺激策を承認する可能性がある。

一方、トランプ大統領はFOXニュースに対し「ボーイングを破綻させるつもりはない」と強調。また「一時的に支援する必要がある」とした上で、「ボーイングはおそらく、株式を米国民や納税者に供与することになるだろう」と述べた。