[東京 24日 ロイター] - 複数の報道によると、トヨタ自動車<7203.T>とNTT<9432.T>は最先端の街づくり「スマートシティ」の構想で連携し、2000億円規模の相互出資を行うという。現時点での株価への反応は限定的となっている。

トヨタ自動車は年初に自動運転車や「スマートホーム」、AI(人工知能)、その他テクノロジーの実験都市を富士山の裾野に建設すると発表。市場では「この構想に沿った動きではないか」(いちよし証券・銘柄情報課長の及川敬司氏)との声が出ていた。ただ、株価への影響は限定的という。「ゆくゆくはESGやSDGsに絡んでくるため、前向きなニュースであることには間違いないが、スマートシティー構想は長いスパンの話。足元の業績に影響するような材料ではないため、株価への影響は限定的」(同)との指摘があった。

トヨタとNTTは午後3時から記者会見を行うと発表。両社社長が出席する。