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千年前なら、「疫病は王侯貴族からも貧民からも等しく命を奪う」といわれたものです。しかし、現代では、世界中で、金さえあれば死から逃れられることが増えました。
 疫病は、金の無い者から順番に命を奪っていくことは確かです。最初の感染者は、むしろ頻繁に海外へ行く富裕な層かもしれませんが、長い目で見れば、スラム街や難民キャンプで最も被害は大きくなるでしょう。居住環境、労働環境、栄養状態、保険の有無が生死を分けます。
 それでは、疫病が今ある格差をさらに広げるのか、というと、国家の対応如何で決まる、と考えられます。二度の世界大戦が、各国で国民の平等化を強力に進めたことが知られています。日本でも、1940年から平時ではありえない速度で平等化が進みましたが、これは国家による統制経済、国民皆保険などの再分配の仕組みがつくられたことによります。GHQによる農地改革や財閥解体もありました。
 前近代の戦争では、富の再配分はごく限られたものでした。20世紀になって、国家が総力戦体制を構築できるようになり、戦争は平等化の機会になりました。
 これまでのところ、疫病でそれほどの平等化が進んだ例はありません。もし、今回のパンデミックが、国家の介入をそれほど必要とするものであれば、経済を維持するために強力な統制と財政出動が行われ、国民を救済するためにかつてない規模の社会保障制度を構築せざるをえないのであれば、世界の一部の国では平等化が進むでしょう。それができる国は多くはありませんから、格差の広がる国の方が多いであろうとは思われます。
さらにいうとそこに、正しい医学知識が無い人が多く、それが無用な不安を煽ってロックダウンされて仕事がなくなる、さらにやばくなるというループ中。
"昨年、アメリカ人の26%は経済的な理由で医療行為を受けるのをやめた。"

一方、国民皆保険が充実した我国は大丈夫だとなるのでしょうが、おかげで、超高額な薬剤も自腹を殆ど切らず、現役世代に負担させて当然という日本の高齢者の感覚は驚くばかりです。
COVID-19は世界中のすべての人に平等に襲いかかります。弱者はそれと戦う武器が少ない。そこにウィルスはつけ込む。ウィルスも必死。生き残りをかけた戦いだからです。

感染症を防ぐには、常に衛生環境を整えておくことが重要だということがわかります。衛生環境を整えれば、格差という問題も小さくなります。
産業革命期のイギリスでは、労働者階級の生活状況が極めて劣悪で、不衛生な暮らしの中で伝染病が多発した。その結果、1848年に公衆衛生法が成立した。
ブラジルだと今後の避けられない感染者増加要因は貧困地域に暮らす人口30-40%の層。上水道がきちんと完備されてなかったり、石鹸買えない。そういう人たちが自粛隔離している絵は全く想像できません。

なんせ、彼らにはCovid-19なんかよりもっと強力な死の可能性と隣あわせで生きてて、Covid-19だと病院で優先的な処置を受けられるかもしれないわけですから。

結局個人にとってのトレードオフが優先されてしまうんですよね。
「絶望のサイクル」を断ち切るためには、まず、より多くの人がそのサイクルを解決すべき問題として認識する必要があると思う。言葉にするのは簡単だが、日常においては注視されずに見過ごされてしまいやすい。この非常時だからこそと前向きに捉えるしかないのでは。
日本で、行政のやり方がどうであれば、感染が拡大しない理由は、この真逆で「格差がないのでコロナ感染が抑えられる」ということだと考えると、この記事に書かれていることが、逆説的に理解できると思います。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
コロナの話が出始めたころから、私が気にしていたのはアメリカでした。欧州はあんなに広がるとは想定していませんでしたし、別に先を見通したということではなく、新型インフルのときの致死率の高さが印象に残っていたからです。統計手法が違うので日米比較は厳密には難しいのかもしれませんが、非常に大きな差があったと思います。

感染症に限らず、災害は弱者にさらに厳しい。
覚えておきたいことですね。
コロナはさらに格差を拡大させるでしょうね。結局財政支出で直接各家庭にお金をばら撒いても、使うのは家賃の支払いであったりする訳で、結局はそういう資産を持っている人にお金が流れることになりますから。