【核心】なぜ「不妊」は、こんなにお金がかかるのか

2020/3/23
この記事は、NewsPicksのグループメディア米Quartzの特集「The business of fertility(不妊ビジネスの今)」の一記事の抜粋です。晩婚化で増えた「不妊テック」の最先端、今や数兆円規模となったこの産業の実態に迫ります。

5000万カップル以上の経験者

同性婚カップルのケリーアン・ハミルトンとLJは長年、子どもがほしいと思っていた。
「付き合い始めたときから、家族をつくることを話していた」と、ハミルトンは振り返る。
「LJは5人きょうだいで、とても仲がいいから、ずっと大家族がほしいと言っていた」。ハミルトン自身は養子で、今は広報コンサルタントとしてワシントンに住む。
養子縁組は、それまでの人生を一変する素晴らしい出来事だったと、彼女は言う。養親からもらった愛を、自分も子どもに与えたい――。