トランプ米大統領、特定企業への政府出資に支持表明
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影響が集中しているセクターへの支援はもちろん必要ですが、手段に関してはよく考える必要があります。
こうした劇的な措置は、裾野の広い下請けを抱えるとか、多くの雇用を支えているとか、経済活動にとって重要なインフラであるといった意味で、システミックな先に限定することが望まれます。
しかも、期間は明示的に限定して、危機を脱したらすぐに民間の手に戻すことが、長い目で見た競争力の強化という意味で重要だと思います。トランプ大統領は1兆ドルの景気刺激策の一部は航空業界の救済に使うと数日前に言及していましたが、自動車産業がどうなるかもとても重要です。何故なら、11月の大統領選ではラストベルト地帯に位置する自動車業界の労働者をどのように扱うかがトランプ大統領再選の大きな要となるからです。
自動車業界と言えば、リーマンショックの際、GMは破綻し公的資金で復活した経緯があります。私は今回も正にデジャブになるのではないかと危惧しています。
新型コロナウイルスショックは一部の業界ではなく全方位的に企業経営に翳りが出てしまう恐れがあります。果たして政府出資額が充分に企業を救えるか心配になります。格付会社の意見でも金融機関の見立てでもボーイングは財務基盤しっかりしているし、受注も十分に確保していているので大丈夫、とのことだったので、公的支援がもしあるとしても、コロナウィルス問題が落ち着くまでの短期的な流動性支援と思ったけど、資本注入まであるのか。そこまで短期間で財務が悪化したのか、それとも政権側の先走りか。