[東京 12日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は12日、安倍晋三首相と官邸で会談し、金融市場などについて情報交換を行った。会談後に黒田総裁は、金融市場の変動が大きくなっているとして「最近の経済、マーケットに対応して十分な流動性を供給し、適切な資産買い入れを進める」と語り、「さらに状況を注視し、必要に応じて適切な手段をタイムリーに躊躇なくやっていく」と表明した。

黒田総裁は、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明したことを受けた日銀の対応に関する質問に答えた。

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