黒田日銀総裁が安倍首相と会談、「さらに状況注視し適切に対応」
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注目のコメント
マーケットは全く持って無反応。昨日のトランプ大統領の演説の後もそうでしたが、具体的に金融政策以外の財政的な需要喚起策がないと、利下げではパニックはおさまらない様相に見えます。
資金繰り支援を必要とする企業が増える局面にあることは間違いなく、日銀がCPや社債を買って資金供給に乗り出す、あるいは少なくともそういう姿勢を示すことで市場に安心感を与える効果は一定程度あるでしょう。株価を維持して消費を支える必要もありますし『「最近の経済、マーケットに対応して十分な流動性を供給し、適切な資産買い入れを進める」と語り、「さらに状況を注視し適切に対応する」と表明』されたのは、当然のことかと首肯します。とはいえ、市中の銀行が持て余すほどの資金を抱えてゼロ金利に悩む状況で、どれだけ効果が出るものか・・・
こういう事態に備えるため、平時の財政政策と金融政策は節度を保って行って、政策余地を残しておく必要があるのです。いくら総裁が対策に言及しても、打てる手が少ないと市場に見透かされたら終わりです。副作用を上回って効果を出せる打ち手が、ご発言の裏に秘められているものと信じたい (^.^)/~~~ フレ!既に来週の金融政策決定会合では、ETFの買い増しが織り込まれてますので、現状維持は許されないでしょう。
しかし、原田審議委員の最後の会合も大変なことになりそうですね。