【中野善壽】まず最高のものをつくる。その後にどう売るかを考える

2020/4/24
2011年に寺田倉庫のCEOに就任し、2019年6月に退任するまでの間、富裕層向けの保管業を強化するなど斬新なイノベーションを牽引してきた中野善壽氏。戦後の混乱の中で幼少期を過ごし、個人消費の最盛期に伊勢丹、鈴屋で海外出店などを担った。

1991年に台湾に拠点を移してからは、力覇集団、遠東集団などの要職を歴任。その実績と人柄から、多くの経営者や文化人に慕われる。

初の著書『ぜんぶ、すてれば』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)出版を機に実現したロングインタビューで、“規格外”の「仕事の哲学」をじっくりと語ってくれた。(全7回)