【麻野耕司】「アフターコロナの世界」を見据えてチャレンジ

2020/4/18
2020年4月1日、新型コロナウイルスによるパンデミックの渦中に産声を上げたスタートアップ「People Tech Studios(ピープル・テック・スタジオ)」。

代表を務めるのは、組織人事コンサルティング事業で知られるリンクアンドモチベーションで、日本初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」を立ち上げ、数多くの組織に変革をもたらしてきた麻野耕司氏だ。

新卒でリンクアンドモチベーションに入社以来、約17年間にわたり同社でキャリアを築いてきた麻野氏が、なぜ、独立・起業を決意したのか。ピープル・テック・スタジオでは、どんなことに挑もうとしているのか。そのビジョンやミッションをはじめ、これまでの歩みで培ってきた組織・マネジメントの哲学を、あますことなく語る。(全7回)

自分はどんくさい人間

この最終話まで、なんだかデキるヤツ風に話してきちゃいましたけど(笑)、ほんまは僕、どんくさい人間なんですよ。
リンクアンドモチベーションに入社したときも、同期が15人くらいいた中で、最も期待されていなかったと思います。
入社前の最終面接でもしどろもどろの受け答えになってしまって、最後に「何か質問はある?」と聞かれたときに、もうアカンかったら内定が出ている商社にいこうと思って、「正直なところ、僕どうでした?」って聞いてしまったんですよね。