GM、低コストでスポーツカーからSUVまで対応可能なEV電池「Ultium」発表
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VWのMEBとはまた違ったバッテリーアーキテクチャの「Ultium」をGMが発表。
パウチ限定?で、LG ChemのNMC811あたりの搭載が決まっている模様。2025年までにバッテリーのコストを100ドル/ kWh以下にまで引き下げる狙いとのこと。
一方MEBは、あらゆるメーカーのあらゆる形状のバッテリーセルを搭載可能と謳ってます。これはGM同様、セルの納入価格を下げさせる狙いもあったはずですが、VWはセル調達量や品質が不足したため自社生産の動きも。
またテスラは、今まで旧三洋電機の18650からパナソニックなってからの2170円筒形セルの液冷パッケージング技術によってバッテリーのモジュール化を実現してきましたが、今後CATLとCTP(Cell to Pack)によるコバルトフリー(LFPほか)のセルをパッケージングする新しいアーキテクチャを採用する見込み。
GM、VW、テスラと三者三様でありながら、どこもセル価格を下げなければ補助金無しのEVは普及しないであろうと踏んでいる共通点が有ります。
更に先日発表されたシトロエンのAmiのように5.5kWhと一般的なEVのバッテリー搭載量の1/10に抑えた低搭載アーキテクチャEVの動きも有ります。
これらのアーキテクチャを単純に比較することは出来ませんが、セルは外部から大量に調達するので、安全性や品質を確保する、ある種当たり前のものづくり力が試されており、改めて日産のleafがバッテリー関連事故が無かったことが注目されるか?またこの競争に積極的に乗り出さないトヨタもさすがだと思います。