(ブルームバーグ): ホテル・不動産賃貸事業を手掛けるインドのOYO(オヨ)は、世界で約5000人を削減し、従業員数を2万5000人前後とする。新型コロナウイルス感染拡大の影響で事業が立ち行かなくなっている中国で最も大幅に人員を減らす。同社はソフトバンクグループが大規模な出資をしている企業の1つ。

オヨは中国のほか、米国、インドで人員を削減し収益力の向上を図る。同社は2013年の創業後、事業を急拡大してきたが、ソフトバンクGがポートフォリオ企業に収益性を重視するよう求めた。

創業者のリテッシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO) はインタビューで、「2020年の主眼は収益性を伴う成長だ」と述べた。同CEOによると、従業員数は1月の3万人から約17%減らす計画。傘下ホテルとの関係改善とコーポレートガバナンス強化も優先して進めるという。

原題:SoftBank-Backed Oyo to Cut About 5,000 Jobs in Overhaul (1)

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