[北京/東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は、現地パートナー企業である中国第一汽車集団[SASACJ.UL]と天津市に電気自動車(EV)など新エネルギー車の生産工場を建設する計画だ。地元当局の発行文書で明らかになった。

両社の合弁事業の投資額は約85億元(12億2000万ドル)。生産能力は年間20万台となる。新エネルギー車にはEVのほか、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車が含まれる。

トヨタは計画についてコメントを控えたが、発表文書で、中国はトヨタにとり最も重要な海外市場の1つだとし、同国での事業拡大ニーズに対応するため、さまざまな対策を常に検討しているとした。

中国の自動車市場は昨年、全体では8.2%縮小したものの、トヨタの同国でのトヨタブランドとレクサスブランドの販売台数は162万台となり、前年比9%増加した。

同社は、広州汽車集団(GAC)<601238.SS>との中国合弁事業でも生産能力を拡大している。