【井上一鷹】ストレスフリーの在宅勤務を集中のプロが大公開

2020/4/27
新型コロナウイルスとの闘いは長期化する。感染拡大を防ぐため、準備不足のまま突入した「在宅勤務」は、一時的なものではなく、外出自粛期間が長引くにつれて定着していくだろう。
だが、もともと仕事をする場所ではなかった家の中で毎日仕事をすれば、様々な問題が生じて当然だ。ここ1~2カ月の間に在宅勤務を始めた人たちから、自粛疲れとともに「家では集中できない」「腰が痛い」「運動不足になる」「生活リズムが乱れがち」といった悩みを訴える声が激増している。
今のストレスフルな環境でアフターコロナの時代を迎えるまで耐え続けていては、仕事のパフォーマンスは上がらない。第一、心身がもたない。
そこで、家にこもって時間だけはある「ステイホーム週間」に、「ストレスフリーの在宅勤務」へ転換しよう。本特集ではそれを実現するための環境整備の方法と時間の過ごし方、問題点を紹介する。
第1回では、「世界で一番集中できる場所」を目指す会員制ソロワークスペース「Think Lab」の事業を統括する井上一鷹氏にアドバイスしてもらった。
井上氏は今年1月、「Think Lab」のオフィスでの取材時に、「これからは集中できる場所を選べる人がパフォーマンスを上げ、『いつ×どこで×何をするか』の掛け算を選ぶ時代になる」と話していた。
しかし、新型コロナによって世界は一変。井上氏は現在、1LDKの自宅マンションでテレワーク中だ。つまり「場所」は家の中に制約され、ほぼ選べない。「集中と場所の専門家」はいったいどのように過ごしているのか。
井上氏が在宅勤務で仕事に集中し、健やかに暮らすコツを公開する。