株価 760円余下落 感染拡大で世界経済への懸念一段と高まる
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友人の一人は武漢が封鎖された直後に手持の株式の大半を売却、貴金属に投資を移し、現在は株価に一喜一憂することなく悠々と暮らしています。
事が起きてから大騒ぎするのは評論家、本当の投資家は言う前に実行に移していると言いますが、まさにその通りだとおもいました。
残念ながら自分は前者のようで、今は株価に一喜一憂する毎日です。マーケットが世界経済のリセッションを織り込みつつあるのかもしれませんね。
ちなみに、中国の肺炎影響試算とIMFの米中摩擦影響試算に基づけば、おそらく今回の肺炎影響はIMFの米中摩擦影響の下限ぐらいになりそうです。
となると、今年の世界経済成長率は2%台前半となり、リーマンショック翌年の0%まではいかないものの、ITバブル崩壊翌年の+2.5%成長を下回る可能性があります。NY市場の下げを受けた流れの中で下げ幅に注目すると日経平均株価の5.4%に対してTOPIXは6.9%とTOPIXの方の売りが先行しています。昨日までの流れと違い、トヨタなど自動車関連株に売りが入っているためで、サプライチェーン停滞に本格的な警戒感が高まっているからだと考えられます。
また、VIX指数が4年ぶりに40ポイント超えていることからも、世界の投資家心理に一段の冷え込みが見られることも心配です。このまま欧米で新型コロナウィルスの拡大が続けば、当面は株価自体は下げ方向で推移するのではないかと思われます。
東証の値上がり銘柄を見ると巣篭もり消費、テレワークやネット教育関連株が買われています。ただし、これらは小型株が多いため短期資金が流れ込んでるだけではないかと考えられ、市場全体への押し上げ材料としては弱い感じですね。
余談ですが、日本マクドナルドHDが大きく値下がりしていて、2年前の権利落ち後の株価まで下げてしまいました。金融市場は外食産業の業績に大きな陰りが出ると見越しているのでしょう。なんだか嫌ですね、巣篭もり状態が二週間で終わることを祈りたいです。