地域のイベントなど参加「関係人口」 国交省が初推計
日本経済新聞
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国土交通省はが「関係人口」の推計を初めてまとめたニュース。
まもなく3月11日ですが、東北の沿岸で開催されるイベントに全国各地から参加者が来ます。地元の人は本当に喜んでいる人が多いと感じます。関係人口争奪戦になるのではないかと心配しています。
一人が複数箇所の関係人口となり得るため、有限の人口のパイを奪い合う形にはなりませんが、"とにかく関係人口を増やそう"と言う意味での争奪戦になるように思えてしまいます。
特に、関係人口の規模が地方交付税に影響するような方向には絶対に行かないで欲しいです。
争奪戦により獲得された関係人口の当事者は、果たしてシビック・プライドを持ち、更にその子々孫々へと繋がる郷土愛までに昇華できるでしょうか?
いや、確かにシェアビレッジの中にそのような可能性を感じたりもしますが、多くの関係人口は「得かどうか」になってしまわないでしょうか。
概念そのものは良いと思いますが、「郷土」を構成するにはやや生煮え感が否めないですし、政策としても拙速に思えてしまいます。
多くの方は、今回の消費増税により「生きるのに精いっぱい」な状態に追い込まれつつないでしょうか。こんな状態で、余力をもって複数の郷土を構成する事ができるでしょうか。一方で、そのような生活者へと甘い言葉で関係人口を誘う自治体と言う経済活動が、どうにも健全なものに思えないです。
(再掲)