米長期金利、一時過去最低を更新
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世界同時株安の様相のなか、程度はともあれ素直に米国債利回りも低下。日欧の金利が追随しないのは金融当局にとり得る術がないことを織り込んでいるのだろうか。
金利の動きで面白い点は2つある。一つは今回の米金利急低下で2年と10年が逆イールドに今のところなっていないこと。つまり、市場ではパニック的というより、FRBの利下げを織り込む形で金利が低下している点。もう一つは、質への逃避として米国債はかわれているが、ドイツ国債などの動きが鈍いこと。今回の局面で、なぜドイツ金利があまり下がらないかという点は面白いテーマ。また米国債には質への逃避という以上に、米国債(スワップの受けを含む)を買わなければならないフローが巨額に存在するという点は興味深い。
過去最低は更新したのだが、株価の下落の割に利回りは低下していない(元の水準が前日にガクっと下がってさらに少し下げたので最低更新)という印象(①、②)。
村松さんがコメントされている2年・10年スプレッドは③で見れる。
①https://newspicks.com/news/4666256
②https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
③https://fred.stlouisfed.org/series/T10Y2Y