ホークス和田毅「うまくいったこと」を 再現したいときに意識すべきリスク
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注目のコメント
和田投手の思考法は抽象度が高く、他のスポーツだけでなく、ビジネスでも応用可能な思考技術ですね
トヨタ式仕事術や、ものつくり現場で取り入れられているQC(クオリティ・コントロール)の考えにも通ずる考え方です。
選手として十分に成功されていますが、この思考法を選手に伝える事が出来るコーチとしての立場なら、今以上に大成しそうです
>> 「全体としてのフォーム」ではなく、あくまでも「個々のチェックポイントで決めたこと」を再現できているかに注意を払っている冒頭、たいして才能ある野球選手ではなかったとありますが、運動能力でいったら一般プロ野球選手レベルなのかもしれませんが、圧倒的な頭の良さが和田選手の特徴だと思います。
野村監督やイチロー選手など頭の良さと身体能力の高さを両立させている選手は少ないですが、和田選手は数少ない属性の選手だと感じています。
頭の良い投手ほど、投球時の球離れが遅く、体を限界まで開かなくすることでバッターのタイミングを外そうとしているとみています。>考えてみてほしい。体調は日々変化し、体型も年々変わっていく。1試合のなかでさえ、イニングを重ねるごとに疲れが溜まってきたりするのだから、つねに同じコンディションで投げ続けられるわけはないのだ。
>そんな状況下で、投球フォームの完璧な再現を貫くのは無理があるだろう。
>何かうまくいくことがあったとき、僕たちは「そっくりそのまま同じこと」を再現しようとしてしまう。しかし、物事の表面だけをなぞっても、同じようにうまくいくことは少ないだろう。
その通りですね。
体調や体型だけでなく、天候や気温、場所、相手と様々に条件が変わり、一つとして全く同じシチュエーションが無いのだから、リスクが常に変動していると考え、常に変動したリスクにアジャストしていくことを考えるというのは至極真っ当です。