台風19号を「東日本台風」 15号を「房総半島台風」に 気象庁
NHKニュース
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1954年以降、気象庁により番号ではなく特別に命名された台風は8個しかありませんでした(沖縄周辺の島を除けば4個しかありません)。2019年になり一気に二つ増え、10個となったことになります。
戦後すぐの時期は米軍により気象観測が行われていたこともあり、1947年から53年までは日本でも当時の米国式に台風ごとに女性の名前がつけられ、被害の大きな台風もそのままの名前で記録に残されています(カスリーン台風、ジェーン台風など)
ちなみに戦前は顕著な被害をもたらした台風だけ命名されていて(室戸台風や枕崎台風など)、ほかは現在のように番号すらつけられていなかったようです。
台風15号はいわゆる「豆台風」で、小さいが中心付近では猛烈な風が吹くので注意、と言われていた台風です。実際に中心付近の気圧勾配は9hPa/10kmとなっており、2018年に大阪を直撃した台風21号の5hPa/10kmをはるかに超えています。
また台風19号は多くの水害をもたらしましたが、コースとしては「第二狩野川台風」ともいえるものでした。現代では狩野川周辺では対策が進んでいましたが、千曲川や阿武隈川周辺で特に大きな被害を与えることになりました。個人的には「東日本」ではちょっと範囲が広いと思います。特定の地域に絞るのは難しいですが、「千曲・阿武隈川台風」かなという気もします。