【尾崎容子】老後の備え、中途半端な貯金よりも大事なこと
もう積極的治療は難しく余命を考えるようになった時、あなたはどこで最期の時間を過ごしたいだろうか。
訪問診療医の尾崎容子氏は、人生の終末期を自宅や施設で過ごす人を支え、多くの人を看取ってきた。最期までその人らしく過ごせるように寄り添い、支える家族や周囲の人に「看取り勉強会」を開く。
「知らないことで不安になる。身体の弱りや死について、きちんと知識を持つことで不安は減ります」と語る尾崎氏の看取りのあり方とは。(全7回)
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取材を担当しました岩辺です。5回目も読んでいただきありがとうございます。
いつも皆さんのコメントを拝読し、これまでのNewspicksのコメントよりとてもパーソナルなお話やお気持ちをシェアしていただいている気がします。一つ一つジーンとしながら読ませていただいています。
今回は、これまでと少し違った方向から、お金の話です。とても話しづらいことですし、興ざめしてしまうかもしれませんが、やっぱり ♪お金は大事だよ〜♪ なのです。でも、どういう風に大事なのか、尾崎先生はきちんとその内容も話してくださってますのでご参考にしてください。
ちなみにプロフィールにもありますが、尾崎先生は『それでも病院で死にますか』という著書を出していらっしゃいます。今回の連載と重なっているお話もあるかと思いますが、「本でまとめて読みたい」とおっしゃってくださった方もいたので情報までです。妹さんで小説家の尾崎英子さんも、お母様の看取り体験から書かれた小説を出版されています。様々な視点からの看取りを考える機会になるかと思います。
『病院では「今からこれ注射するけど、1本3000円ね」とは言わないですよね。ある意味、高級寿司店のような感じで、お会計を見てワッとなるわけです。』
これは確かにそうです。病院を受診して、会計で驚いた経験があるかもしれません。医師が様々な検査や薬の指示を出しますが、それぞれいくらかかっているのかというのは医学部の授業では教わらないし、働き始めてからも知る機会は少ない。本当はそれぞれの医療行為にかかる費用とそのメリットについて医師と患者が話し合いながら決められる環境が理想的で、時代の流れはそういう方向になっていくと思います。
連載「シゴテツ -仕事の哲人-」、訪問診療医・尾崎容子氏の第5回です。老後の備えにいくら貯めればいいのか? 尾崎さんは「中途半端に持っている」のがよくない、のたれ死なないためにもっと大事なことがあるとアドバイスします。
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高齢化社会日本。2025年には年間150万人以上が死亡し、ピークとなる2040年には168万人が死亡すると予測される。介護や看取りは他人事ではない。そして、自分自身もいつかは迎える「死」。
もう積極的治療は難しく余命を考えるようになった時、あなたはどこで最期の時間を過ごしたいだろうか。
訪問診療医の尾崎容子氏は、人生の終末期を自宅や施設で過ごす人を支え、多くの人を看取ってきた。最期までその人らしく過ごせるように寄り添い、支える家族や周囲の人に「看取り勉強会」を開く。
「知らないことで不安になる。身体の弱りや死について、きちんと知識を持つことで不安は減ります」と語る尾崎氏の看取りのあり方とは。(全7回)
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