(ブルームバーグ): 18日の米国株式市場でアップルのサプライヤー企業の株価が下落。アップルが前日、1-3月期の売上高ガイダンスを達成できない見通しを示したことが嫌気されたほか、トランプ政権が新たな対中貿易規制を検討しているとの報道で不透明感が一段と広がった。

ただアナリストの多くは、これら企業への向かい風はあるものの長期的には前向きにみていると強調する。

コルボはニューヨーク時間午前11時58分現在、2.7%下落。ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ゲーリー・モブリー氏は、投資家がコルボの見通しを「疑問視することは間違いない」と指摘。その上で新型コロナウイルスの影響は一時的だとして、投資家に押し目買いを助言した。モブリー氏はコルボを「オーバーウエート」で据え置いた。

このほか、スカイワークス・ソリューションズやルメンタム・ホールディングス、ブロードコムの株価がいずれも下落したが、ウェルズはスカイワークスの株式投資判断を「オーバーウエート」で据え置き、押し目買いを助言。ジェフリーズはルメンタムの投資判断を引き続き「買い」とした。

キーバンク・キャピタル・マーケッツのジョン・ビン氏はブロードコムについて「モバイルサプライチェーン企業の中で優良銘柄」の一つとした。

原題:Apple Suppliers Tumble on Asia Risk But Analysts See Upside(抜粋)

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