【小林清剛】プロダクト・マーケット・フィットの見極め方 Vol.2 - 次代の経営をかんがえる
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注目のコメント
直観に反する話ではありますが、プロダクトを広めるという目標だけであれば、実は日本ではプロダクト・マーケット・フィットという指摘が興味深かったです。
日本は画一性が高く、アーリー・アダプターも集中しているため、プロダクト・マーケット・フィットを無視してでも、マスマーケティングに大量の予算を投下してマインドシェアを高め、ユーザーを獲得することができれば、ネットワークエフェクトを効かせることができると。
ここが米国市場との大きな違いであるという指摘です。
一方、こんなやり方では短期的にユーザー数を増やすことができたとしても、ビジネスとしては成立させるのは難しいでしょう。
コアなユーザーからの支持を得る前にマーケティング勝負でユーザーを獲得しても、本来自分達が対象としないユーザー層までもが混ざってしまい、ノイズが混ざった状態になってしまいます。
インセンティブを効かせて稼いだユーザー数やダウンロード数は、インセンティブの切れ目が縁の切れ目で去ってしまう。これだと穴の開いたバケツに水を流し込み続けることになります。
表面的な登録者数やダウンロード数には意味がないことの所以です。実は普遍的なことを語ってるなあと感じた。シリコンバレーの話でなくても当てはまる。BtoBの電子材料でも時に大ヒットしたりする製品があり売上高が右肩上がりに伸び続けることがあるが、こうした時期はまさに引き合いも多くて猫の手も借りたい状況になる。こうした時期を経験出来る人は少ないし、後から聞いていくとその当事者たちもかっこいいストーリーを語るもののよくよく深掘りして聞いていくと狙ってやったわけでもない。要は商品が単一顧客だけでなく複数顧客にうまくハマってデファクトスタンダード化していくわけである。
中にはこの応用特許や基本特許で参入障壁を作り上げることでうまくクローズドマーケットを作ることに成功することもある。