南極、過去最高気温を観測か 18.3度、情報精査へ
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南極の中でももっとも北にある、南米大陸に近い観測点での観測のようです。記録は日本時間で2月7日午前0時のものでした。
この基地での観測は1961年から始まったということで、これまでの記録は2015年3月の17.5℃だったということですが、これを1℃以上上回る記録となりました。
当日の気象状況としては、高気圧が南米大陸に発達し、またウェッデル海に発達した低気圧があったためこの間で吹く南西風が強くなっていたようです。南極半島には南北に山脈が延びていますから、西よりの風が吹くとフェーン現象により高い気温がでやすいという特徴があります。今回も数値演算では南極半島の東側には広くフェーンが出ることが予報される状況でしたので、実際にもおそらくフェーン現象であるという結論になると思われます。
これをもって南極全体の気温が上がっていると結論付けるのは早計ですが、ここ100年ほどの観測や、また氷河から得られる過去数千年分の気象データの推計と比較すると、現在ほどの気温上昇のペースはなかっただろうといわれています。地球の中でも北極と南極がもともと気温が低い分、温暖化の影響は真っ先に受ける場所です。今後も似たような報告は相次ぐものと思われます。世の中は諸行無常で、
常に同じ物が続く事は絶対に有り得ない
たかだか100年程度の期間の観測です
元々南極は氷で覆われているけれど、定義上は世界最大の砂漠地帯