女性バスガイドも感染の疑い、大阪市内で入院
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なぜ日本の政府や専門家は、楽観的なメッセージを出し続けたんでしょう。中国では春節前には同僚間の感染が確認されました。私もいろんなところで、「中国の専門家は、結構警告してますけど」「日本でも100人くらい感染してもおかしくない」と言ったけど、「でも日本の専門家は広がらないと言ってるから」「厚労省はWHOの判断待ち」と一蹴された。
致死率が低いから、という声もありましたが、死ななくても感染症は個々人にとって大ごとです。
2003年のサーズでも陣頭指揮に当たった専門家の鐘南山氏は、20日には「検査機器が行き渡ったら患者がもっと出てくる。過度に恐れるな、ただし軽視するなと言いたいです。政府は言わないけど、私達としては、国民にはなるだけ動かないでほしい」と記者会見で話してて、私の周囲のディープな中国関係者はメディアも含めた日本人との温度差に危機感を感じていました。
感染がある程度出るのはやむなしですが、友人（中国人担当）の勤める大阪の家電量販店は、昨日時点でマスク禁止だそうで、マスクしてる中国人をノーマスクの日本人が接客する皮肉。運転手さんは発症後も大連からのツアー客乗せてて、大連でもひと騒動起きてますし。
参考：｢新型肺炎の感染拡大は初期段階｣｢春節に患者増える｣：中国政府専門家委の一問一答
https://www.businessinsider.jp/post-206152
「新型肺炎」初期は風邪、インフルエンザと区別できない 中国当局の専門家「ワクチン」見通しも語る
https://www.j-cast.com/trend/2020/01/29378223.html先程女性バスガイドさんも新型コロナウイルス肺炎と診断されたようです。
バスの定員が何人であったかは不明ですが、仮に40名程度だとすると、そこから少なくとも2人も感染者が出たことになります。
又武漢から日本に帰国された方達も200人中少なくとも2人が感染の可能性があり、更に12人が入院されています。
どう考えても従来の報道から考えられる確率を超えています。
つまりこのウイルスは言われていたものより、遥かに感染力が高い可能性があります。
東京や大阪のような大都市で三次感染が始まれば、世界屈指の人口密度と、大量輸送機関という密室に移動手段を依存しているだけに、本当のパンデミックになりかねません。
そろそろ政府や企業も最悪の事態も想定してその対応を考えていかないといけないと思います。
(追記)
バスの運転手と接触した方が感染の疑いで入院していると大阪の吉村知事が発表しました。
もし感染していれば初の三次感染ということになります。
大都市圏でのパンデミックを防ぐ為、政府や与野党は直ちに迅速で正確な情報の発表と、防疫体制の確立に全力をあげるべきです。ガイドさんも運転手さんも、単純に接触回数が多いから、可能性が高くなっているんだろうけれど、これってつまり、同じ乗り物に乗っていたら、私たち乗客も、感染する可能性があるってことですよね。
