【直撃】中国傘下で復活。三洋電機・AQUAの「尖った」DNA
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一消費者として、日本の家電メーカーは顧客をリサーチして作るというマーケティングの概念がないように思えて、作れば売れるという感覚をまだ社内の多くの人が持っている認識。誰が使うのか分からない細かい機能ばかり追加され大規模宣伝を量産。ファーウェイやXiaomiのようなブレークスルーなぐらいの安さや簡易さなど、今の時代にあった製品が出てこない。
古い企業だと社内調整や縦割りなど効率性皆無の体質の企業が多くある日本の謎社会。顧客中心でなかった企業が、中国傘下で改めて顧客との接点を大事にするようになったという印象を記事から読み取りました。ここがポイントであろう。
「若くて活気ある組織でありながら、「日本のことは日本人が一番よく知っている」と、リスペクトを持って接してくれることは、とてもありがたいことでした。」
これは日本企業も過去に海外で失敗している話なので、当然だと思う人がたくさんいるでしょう。
でも一言で言うとこういうことだけど、これを実行していくにはとても繊細なマネジメントが行われないと無理。
買った側は、どうしても親会社風を吹かしてしまうし、買われた側は買われたという負い目を持つので、仮に親会社風を吹かしてなくても相手の言葉の端々にそれを無理やり感じ取ってたりする。
記事にもあるけれど、多分三洋が迷走した理由は、曖昧な目標設定や役割などだったのではないだろうか?
もともと力のある会社であり、それがきちんとしたマネジメントのもとに、本来の力を発揮したのだと捉えても良いかもしれない。
そして多くの企業においても、同じようにすることで活気を取り戻せるきっかけになるのかもしれませんね。
僕はこの記事をそう読みました。シャープの話もこのAQUAの話も、そして近年大手メーカーの退職者を採用して急成長しているアイリスオーヤマの話も共通して、終身雇用と年功序列で社内の雰囲気が濁りきっていた日本企業が経営陣を刷新し外部の血を入れることで内部が活性化し、勢いが一気に出たという話に聞こえる。残る日本の大企業も、一刻も早くこのことに気づいて幹部を半分くらい刷新すればまだ復活のチャンスがあるのかもしれないな。既に20代や30代は中途採用などで外部とのミックスが進むのに、45以上の幹部は20年、30年と同じ会社に居続けた人ばかりだから。