国会「見える化」で疲弊防げ 元厚労省・千正康裕氏
日本経済新聞
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注目のコメント
毎度同じコメントの繰り返しになりますが、いつまでもこんな状態じゃお上から発せられる「働き方改革」のお題目が説得力を持ち得るわけがありません。霞ヶ関は日本を代表するブラック企業の現場であるように国民の目には映ります。
「公務員は特殊な仕事なので例外だ」と宣言するのであれば、どの会社も「うちだって特殊だ」と主張することでしょう。
本稿にもある通り、官僚の方々の労働時間については国会待機の悪影響がしばしば取り沙汰されます。
国会議員の先生方はさながら、日本有数のブラック上司の集団でしょう。一般の企業であれば、マネジメント能力に欠けるという誹りを受けても仕方ありません。
この点、インタビュイーの方は「議員と官僚の関係が、圧倒的に強い取引先とその下請けのような立場」と説明した上で、「役人の側から声を上げてこの関係性をすぐに変えることは難しい」と述べていますが、誤解を恐れずに機能面だけを切り取って表現するならば、官僚という機能は国民生活を向上させるための、国民にとって大事な「リソース」。受益者であり負担者である国民側も、官僚の問題提起を側面支援して然るべきでしょう。
大事なリソースを濫用する議員が誰なのかを可視化することは、投票時の判断材料として重要だと私は思います。
「あなた、これだけ人的リソース使っておいて、こんな成果しか出せなかったの?」という批判に、議員はより受けとめるべきでしょう。