【佐々木康裕】D2C時代に「リスペクトされる企業」の条件
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注目のコメント
D2Cの本質中の本質は「ブランドと消費者の関係性の変化」
D2Cというと脱アマゾン、脱小売りみたいに捉えていましたが、ブランドと消費者の関係性がそもそも変化しているということだと認識しました。
そういう時代においては、ブランドが地球レベルの課題に対する志向を表現するものになり得る。企業は万人に聞こえのいいことを言うのではなく、記事に在るNIKEやリーバイスのように、「地球レベルの課題を自分たちのビジネス課題や競争力と結びつけて考える」ことは避けて通れないと理解しました。佐々木さんの新著は本当に気づきが多いので、同僚にもお勧めしてます。企業へのリスペクトが大切な時代。まさにその通りですね。投資家、行政、世論、メディアに媚びるのではなく、顧客にリスペクトしてもらう営為と捉え直すと、ESGへの取り組みも変わってくるのだと思います。
私の知る限りですと、そうした取り組みによる企業価値の向上に最も成功した企業事例として、丸井グループ(マルイ)があります。かつて消費者金融が世間の批判と貸金法改正による規制強化で大打撃を被った同社ですが、そこからの事業改革、IR強化とサステナビリティの開示強化で、全く別の会社として生まれ変わったと思います。
その意味で今はサンドバッグ状態のコンビニが業界にも、きっと再生の道と処方箋があるはずで、再び社会や消費者からリスペクトされる日が来ると信じてますし、支援もしていきたいと考えています。「編集思考」とは何か、をずっと考え続けているのですが、それは茶室のようなものではないかと。極めて簡素で「からっぽ」であることによって、さまざまなものや人や考えを取り入れ、新たな融和が生まれていく。岡倉天心の『茶の本』は編集思考の最高の手引きです!