ゴールドマン、企業に多様性求めるルールはアジアでは適用せず
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あら、そうなんですか。でも、時間の問題ですね。
ゴールドマンがどういう方針であるかは関係なく、多様性は企業の成長・発展においてとても重要なので、日本でももっと推し進めていかないと。
なお、別でも記載しましたが、多様性=女性というのは狭すぎで、国籍、年齢、個性、価値観、得意分野等々において、多様で異質のものをうまく掛け合わせて強い組織を作っていくということと思います。女性枠というプロラタ採用のおかげでポンポン調子よく出世していく女性にまってるものは、はっきりいって年輩の男性からの嫉妬妬みです。
私自身も日本でデリバティブトレーダーとして女性で(初めて?)採用されたということがもたらしたことは、ここで書ききれないほどの苦悩とたくさん直面しました。
でも、私の場合、自分で希望をしてそこにいたわけで、どんなことも受け入れるべき責任がありますし、どんなハラスメント的発言や現実にであっても、この人が生きてくためには私に傷つけないといけないんだなとあわれみの気持ちに転換しつつ、怒りや苦しみをなんとか消化させてきました。
とはいえ、もうどんだけ泣いたかわからないですし、そこにいつも支えてくれる尊敬する先輩方がいたことは本当に人にめぐまれていたなと思います。
ただ、日本の企業とかだと、自分が希望していなくても、女性だからとその企業の女性躍進のアイコンにさせられることもあり、その場合その人にとってとても不幸なことになり、誰も幸せではない、ただ企業の数字達成だけがあるわけです。
最近女性同士、業界多岐にわたって会話をすることありますが、のぞんでいないのにこうなったとか、それによる苦悩を耳にすることがふえました。
大切なことはとにかく数値目標をたてながらも、そこに働く社員の意向をきちんとくみとり組織を運営していくことでしょうね。アジアは欧米諸国に比べて女性役員&管理職比率が低い傾向です。なので、一気にこれを大幅にかえるということは、取締役会の意思決定が突然大きく変わる可能性を危惧しているのでしょう。ちなみに、ノルウェーでは突如、女性役員比率40%を義務化して、女性役員がいなかった会社は意思決定が一時的に歪むとの懸念から株価が統計的有意に下落との学術研究もあります。時間はかかるけど、アジアの男女多様性や地位向上はこれから大きく変わるとは思います。
追記)
さっきのゴールドマンサックスの記事も再度載せておきます。まじで、相関と因果は違うから!多様性浸透は大賛成だけど、女性云々ありきの議論が暴走するのは少し気になります
>> 世界で30%クラブが発足し、ISSも多様性のある役員会をとの動き。データ云々は大切なのですが因果関係と相関関係は違います。どこまで頑健な検証かレポートをみたいところ。
コーポレートファイナンス研究では女性役員と業績の因果関係は経済学的には明確な因果はないものの、ガバナンスが弱い企業では多様性が業績にプラスになることも報告されています。女性云々報道がなくなるころには、本当の意味での多様性時代は浸透している証なのかもしれません