【Anyplace内藤聡】USのインキュベーション・プログラム事情
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Y Combinatorなど、スタートアップ向けのインキュベーション・プログラムの存在はよく知られるようになりましたが、USのインキュベーション・プログラムに参加した日本人の数は限られており、実際にどんなことがプログラム中に行われているのかはあまり知られていません。
ということで、『エンジェル投資家』の著者であり、Uberの初期投資家としても知られるジェイソン・カラニカス氏が主催するインキュベーション・プログラムに参加した、Anyplaceの内藤さんに、プログラムの体験談を聞いてみました。
プログラムによっても内容はかなり特色があるようですが、ジェイソン氏のプログラムは「ピッチの1000本ノック」だそうです。【Anyplace内藤聡】USのインキュベーション・プログラム事情
朝倉さんと内藤さんの対談です。
スタートアップの初期段階で、投資家から連絡重要視されるポイントや、起業家がVCに求めるポイントが満載で勉強になります。
"まず、「顧客は誰なのか」ということ。そして、一番よく聞かれるのは「ディフェンシビリティ」です。「Anyplaceがある。もし、Anyplace Bが出現した時に、AnyplaceがBに勝てる理由を説明してください」といったような質問です。"
"1つ目は、ネットワークエフェクト(ネットワーク外部性)が効くかどうか。ユーザーが増えれば増えるほど、サービスの価値が上がるものかどうかということです。2つ目が、ブランド。3つ目が、スケールメリット。規模の経済のことですね。そして4つ目が、スイッチングコストが高いかどうかです。"
"TAMがいくらかなどを検討することによって、もちろん整理されることもあるんですが、例えばAirbnbも初期のピッチデック(プレゼン資料)では相当小さいマーケットサイズを出していましたし、最初はよく分からないんですよね。投資家は安心したいんだとは思いますが。"