鴻海がフィアット・クライスラーと合弁、中国で電気自動車に参入へ

（ブルームバーグ）： 台湾の鴻海精密工業はフィアット・クライスラー・オートモービルズ（ＦＣＡ）と合弁会社を設立し、中国で電気自動車を開発・製造する計画だ。

鴻海が証券取引所に提出した文書によると、同社とその子会社が合弁会社の50％株を握り、残りをＦＣＡが保有する。双方とも正式な合意書に署名していないが、まず中国市場を狙い、将来的に輸出を検討するという。

事情を知る関係者によると、双方は１－３月（第１四半期）の正式署名を目指している。鴻海の香港上場子会社である鴻騰六零八八精密科技も関与するという。ＦＣＡの広報担当者は、提出文書以上のことは現時点で言えないとしている。

鴻海の劉揚偉会長は「鴻海は設計と部品、サプライチェーン管理を担当する」とブルームバーグニュースにテキストメッセージで回答。自動車の組み立てには関与しないが、長期的には自動車事業が全社売上高の10％を占めると見込んでいると語った。

原題：IPhone Maker Wades Into Electric Cars With Fiat Joint Venture（抜粋）

--取材協力：Daniele Lepido、Gabrielle Coppola.

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コメント

注目のコメント

• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2020年01月17日

  自動車メーカーと合弁を組んだということが、電子機器の水平分業との違いを示すものだと思う。
  Hon Haiは電子機器メーカーとはJV組んでいないわけで（後でシャープは買収したが）。逆に色がつくということでもあり、EMSモデルではない。
• 福山 一哉

  Global Electronics Company

  ・2020年01月17日

  民生品メーカーが自動車部品メーカーになれないと言う考えは間違っています。
  パナソニックだって、日立だって、パソコン用HDDモーターから始まった日本電産だって、自動車部品を手掛けています。
  
  製造品質を保つ実力が有るかどうかです。
  
  民生品とは違うところがいっぱいありますが
  その違いが抑えられるメーカーはいける。
  
  ですがスマホ製造ができればEVの部品が作れるって言うのは言い過ぎ。
  そこがポイントです。
• A T

  コンサルティング会社

  ・2020年01月17日