「イオン岡田元也社長の23年」を振り返る
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注目のコメント
流通業界も時代の節目でしょうか。
アメリカの巨大ショッピングモールが衰退してきていることも十分承知しているイオンは、やはり実にさまざまな工夫をしていると思います。
デジタル化の速度を上げようと真剣に取り組んでいますが、日本の変化が遅いことが、イオンの足かせになっている気もしないではありません。
個人的にはイオンにとって、Alibabaが最も恐るべき競争相手だと思います。
ニューリテールを掲げるAlibabaは、特に東南アジアへの拡大を進めていて、ヨーロッパにも足掛かりをつけ始めています。日本はキャッシュレスもそうですが、変化が遅く、保守的で人口減少もあるので、市場の魅力は大きく見えないのかもしれません。
日本でもスーパーのデジタル化は進んでいて、ディスカウントストアのTRIALなど、IT企業が小売業に参入してきています。
https://it.impressbm.co.jp/articles/-/18045
そしてこれからはリアル店舗かECなのかという話ではなく、融合させて、今まで出来なかったことを実現するということが、競争になるような気がしています。
M&Aによる多角化に時間や資金を使うことばかりやっている時代ではなくなろうとしています。
SDGsやRE100に日本で最も熱心に取り組んでいる企業の一つであるイオンだからこそ、デジタル化においても、そこで培ったものを活かして欲しいと思います。
イオンは、本当に敬服する取り組みをされていますが、巨大企業であるが故の、動きの遅さに足を取られないようにして欲しいです。
頭は先に進んでいるのに、足は昔のままとならないように。
補足
アリババは今も進化していて、スーパーが扱いにくい生鮮食品にも変革を起こしています。
記事
“デジタルとリアル”という分け方はもう古い?中国で巻き起こるニューリテール最前線
https://www.pearl-mq.co.jp/media/p0030/イオンと言えば、イオンを創った女が、ベストセラーになりましたが、岡田元也前社長に関する本や記事はおそらく少ない。よくライバルとして出てくるセブン&アイの伊藤さんや鈴木さんコンビと比べると出ている情報量があまりに違います。区切りではあるので、ご本人の振り返りの書籍とか出ると個人的には嬉しいところ。
まあ、シャイと言うか外にはわざわざ発信したい人ではないんでしょうね。