経理は意外とクリエーティブな仕事である理由
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クリエイティブな仕事って?
「デザイン関係の仕事ではないので、クリエイティビティは必要ありません」と言う人がいます。
クリエイティビティを狭義に解釈しているからですね。経理を単なる数字の処理として捉えるか、ビジネスに活かそうとするかの差。
仕事はもちろんのこと、人生をデザインするためにも、クリエイティビティは大切です。会計は、現代の人間の技術において、企業の取引を貨幣価値に置き換えることで、損得の勘定や成果の評価を行う事ができる唯一の手段であり、その手段を使うのが経理。もちろん、昨今のビジネスの多様化により、その技術に限界があるのも事実だと思いますが、それでも(繰り返しになりますが)唯一の手段である事に変わりはありません。
一方で、この畑を歩いてきた1人として言えるのは、
①経理が持つ数字は、基本的に「過去の数字」である。
②その「過去の数字」だけ眺めていても、その数字を公式に当てはめて計算した結果以外は、何も分からない。
③携わる自社事業への理解、業界への理解に加え、現場の仕組みなどを体感した上で、「過去の数字」と結びつけ、「将来」を空想できないと、それこそ机上の空論になる(自戒)
という事。
クリエイティブかどうかは分かりませんが、③が出来ることに本当の付加価値があるのだと思います。元経理担当としても記事内容には同感です。
ただ、経理を含めいわゆる管理部門に配属される人の大半は受け身スタンスの人が多いんですよね。だから経理自らが数字の分析の仕方を変えて提案してくる、ということはなかなかしないのです。
では何故受け身かと言えば、受け身でいることを暗黙で強いられているからです。それは経営者からも他部署からも。
必要な事務手続きさえやってくれれば良い、という目線を周りから常に送られていれば、そりゃ受け身スタイルが出来上がりますからね。