ロシア、平和条約締結「前提文書」作成を日本に要求 「在日米軍の脅威排除」内容か
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注目のコメント
断固反対です。
第一に、これはロシアが繰り返してきた中間条約案の焼き直しであって、領土問題の解決にはなんら結びつきません。領土問題以外の戦後処理は1956年の日ソ共同宣言で片付いているのですから、平和条約が結べないからといって他の合意文書を作ってもあまり意味がないでしょう。
第二に、そのような内実に乏しい文書を作る見返りに日米安保体制に制約を加えるようなことをすべきではありません。返還後の北方領土に日本その他第三国の軍事基地・部隊をおかないと約束することは日本側が誠意を見せる上で当然すべきでしょうが、それは特定の領域に限った信頼醸成措置であるべきであって、日米安保体制の適用範囲や北方領土外における部隊の配備を制限するものであってはならない筈です。
北方領土問題というのは物理的な島だけをめぐるものでなく、我が国の独立と安全保障に関する問題でもあり続けてきました。中間条約などという曖昧な文書のために日本の安全保障を毀損するならば本末転倒です。功を焦って自滅しただけ。
「外交の安倍！」とかいってデタラメで持ち上げるからこうなる。
「北方領土」という名称も消えて、締結文書に「クリル諸島」とか書いてしまいそうな勢いだ。
北方領土返還へのアクションは、どう考えてもタイミングが違った。
「米国は日本のどこにでも米軍基地を作れる」という条件があるのに、ロシアがみすみす北方領土返還を認めるはずがないではないか。
返還を求めるなら、ロシアが政治的に困惑を極めており日本からの援助が決定的に有効であるタイミングを狙うか、アメリカとの地位協定を破棄してからかのどちらか以外あり得ない。
特に安倍政権はヒラリー詣での痛恨のミスをしてしまったのが大きい。
それ以降のトランプ大統領への平身低頭っぷりを世界中に見せておいて、そりゃねーよ、って話にしか思えないんですけれども。
追記：
「ロシアは米軍基地を作られるのを恐れている」ので、北方領土を返還しないのではないと思います。無意味に領土をくれてやる理由が無いだけです。従米べったりの状態で、米国が仮想敵国としているロシアに「領土返してよ」とお願いするのが無理筋という話。
