米、イラン高官などに追加制裁 イラク基地のミサイル攻撃受け
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イラク駐留米軍へのミサイル攻撃について米国側は死者なしでイランから事前通告があったと国内に伝え、イラン側は80人殺害して戦果を挙げたと国内に伝え、先ずは共に国内を抑えて全面戦争を避けたとはいうものの、共に不満を持つ勢力を抱えることからそれだけで完全に矛を収める訳にはいかない。そこで米国は軍事力を行使したくないとした上で経済制裁の追加を演出し、イラン側は「この制裁は経済的影響がなく、米国にとっても私自身にとっても象徴的で、(イランによる)ミサイル攻撃を相殺するものではない」と指摘して共に国内を宥めるといったところでしょうか・・・ イラン側も何もしないわけにはいなないでしょうから、イラン政府が前面に出ない形で散発的に攻撃を仕掛けることもありそうな気がします。米国が引けば様々な勢力が再び跋扈して混乱が深まりそうですし、残ったとしても新たな和平の道を探るのは難しそう。中東情勢にそれほど詳しいわけではないけれど、原油の純輸出国に転じた米国以上に日本への影響が大きそうな地域だけに今後の動きが気になります (@_@。
イラン政府は「ミサイルによって撃墜されたのではない」と拙速な説明をする前に、国際調査団の一員として残骸物、ボイスレコーダー、ブラックボックスの調査のための便宜をはかるべき。イラン政府の説明はかえって疑念を深めている。
ソレイマニ司令官殺害からの文脈では、計算され抑制された対応といえますが、核をめぐる交渉にイランを引き出すというもともとの文脈では、制裁強化が効果的か疑問を感じます。