三菱国産ジェットに最新試験機 初号機納入へ安全認証の取得急ぐ
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SPACE JET M90 10号機.型式証明取得のための飛行使用予定機.いま何機がアメリカで飛行中でしたっけ?5機だっけ?分からなくなっている.
これまで聞いたところによると,最も手間取ったのは3万本を超える電気配線の組み付け.温度,振動,湿度などの環境要求を満たすために900カ所以上の修正が必要になったとのこと.さらに再設計結果を実装しようとしたところ,配線が先にある機体の収容スペースに収まらない問題が発生.よって設計し直した結果の最終形態がこの10号機です.
ただこの90席モデルM90はスコープクローズの問題から米国では需要はあまり期待できない.米国での本命は一回り小さい70席のM100.このM90で豪く学んだことを次のM100に活かしてもらいたい.市場は大きい.
さらに言わせてもらうと,現在,日本の主力製造業である自動車産業がCASEやらで不透明,さらに黄昏を迎えつつあるなかで,航空・宇宙は次の日本の製造業を支える産業です.