[ブリュッセル/パリ 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)外相が10日にも緊急会合を開き、イラン核合意維持に向け協議すると、外交筋2人が明らかにした。イランに対する国連制裁再開につながる可能性があるという。

別の外交筋によると、緊急会合は10日1300GMT(日本時間午後10時)に開始する見込み。議題はまだ正式に合意されていないが、関係者の1人はイランによる無制限のウラン濃縮表明への対応が検討されると話した。

イラン政府は5日、ウラン濃縮に関して一斉の制限を撤廃すると発表し、2015年に主要6カ国と結んだ核合意からさらに逸脱する姿勢を打ち出した。ただ、国連の監視機関への協力は続けると付け加えた。[nL4N29A0IE]

EU外交筋は「われわれはイランの核合意違反に対応する準備をしなければならない」と述べた。

またイラン政府への制裁再開について「その可能性は高まっているが、まだ決定されていない」とし、10日の緊急会合が要になるとの見方を示した。

他の外交筋2人は、イラン核合意の参加国である英独仏が10日より前に制裁に関して判断する可能性があるとした。

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