新年のトレンドワード まさかの第3次世界大戦
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第三次世界大戦やWWIIlといったワードがトレンド入りしたことについて書きました。
アメリカとイランの発言が、
①われわれは戦争をしたくはない
②しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
といった「戦争プロパガンダ10の法則」に当てはまるのでは?など、過去の名言が注目を集めています。
注目のコメント
面白い考察ですが、私は原因と結果が逆だと思います。
戦争は言葉が作るのでなく、戦争が言葉を生むのです。
基本的に戦争は人間が行うものであるため、最後はその継続の意思、つまり士気が高いものが勝ちます。
相手の士気を下げ、自国の士気をあげる為、平和な時代では決して用いられることのない強い言葉や、自国の正統性と対する敵の非道さを訴えるプロパガンダが多用されるのです。
では戦争を作るものは何かと言えば、基本的には限れたリソースの奪い合いです。
第一次、第二次世界大戦の根底を流れるのは、植民地の再配分というリソースの取り合いだと言えます。
そして両大戦後の長い平和は、核という絶対抑止力の存在もありますが、長らく紛争の火種だった植民地が独立する一方、科学技術の発展により飛躍的に食料や工業生産力及び取得エネルギー量が増加し、国家の命運をかけてまで僅かなリソースを奪い合う必要が無くなったからだと考えられます。
今アメリカとイランは厳しい対立状態にあり、両者が対応を誤ればそれなりの規模の紛争なる可能性は高いと考えます。
しかし現状の中東には、世界的な大国同士がリソースを巡って国家の命運をかける価値はなく、せいぜい局地的な戦争にしかならないでしょう。
平和は第三次世界大戦などという不安を煽り、空虚な言葉を並べたところで訪れるものではありません。
人が対立するにはそれなりの理由があり、その原因を取り除くか、妥協点を見出す努力してこそ平和は実現されるのです。