ゴーン被告、妻主導で出国…「実行チーム」先週末に日本に集結
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世界にはお金と権力さえあれば、司直の手が及ばず、例え手が届いたとしても罪に問われることのない国は山のようにあります。
いや、逆に本当は司直が一番先に腐敗しやすく、世界を見渡せば権力と警察、司法が癒着している国の方が圧倒的に多いとさえ言えます。
司法の独立が重要なのは、法律の前には例え権力者や大金持ちであったとしても平等であることが、民主主義の思想の根底にあるからです。
しかしゴーン氏は世界の大多数の国と同様、日本においてさえ法の前に市民は平等でないことを白日の下に晒してしまったように思います。
今回のゴーン氏の逮捕や取り調べ方法など様々な批判はあるでしょう。
しかし日本は大津事件から始まって司法の独立性は極めて高いことを一つの誇りとしてきました(WEFの調査では司法の独立性は世界第5位)
いかなる権力者でも、金持ちでも、グローバリストでもあっても日本の法律に従い、その罪の有無は公正な裁判の下、司法の場で裁かれなければなりません。
それができなくなれば、この国の民主主義は終わりです。
もしかしたら一部の人が言うように、ゴーン氏が本当は無実なのかもしれませんし、日本の司直は既に腐りきっているのかもしれません。
しかし例えそうだとしても、他の多くの国と同様に権力者や超お金持ちだけが日本の法律外に逃げてのうのうとしていることを許す理由にはなりません。
この逃走劇にしても、いかに億万長者の妻とはいえ、女1人の力だけでできるなどということはありえない事です。
多くのレバノンの権力者に手を回し(恐らくは大統領に近いマロン派の官僚や有力者でしょう)、金さえ貰えばどんなイリーガルな仕事も引き受ける民間軍事会社を使って、衆目集める人物を日本から無事脱出させる為にはどれほどのお金と力が動いたのか、普通に考えればわかりそうなものです。
それは普通の庶民には到底手の届かぬ権力とお金を握った人たちによる”腐敗“そのものです。
国内にはゴーン氏への同情と検察への非難の声が一部にあるようですが、それは日本の民主主義を破壊しかねない危険な火遊びだと私は危惧します。ゴーンさんの件、多くの感想が
ズルい
正直者が損する
司法をバカにしてる
みたいなレベルなのは大変残念。
僕が彼と同じ立場でチャンスとカネがあれば絶対逃げるし、そもそも日本の法律で定義されている逃亡罪にあたらないのだから、彼の行為は犯罪じゃないんですよね。
倫理観と法律は全くの別物。その辺をはき違えている人が多すぎる。ゴーン被告が逃亡した理由がどうあれ、法を破ったのは事実です。
悪事に加担した人たち全ての適正な処分が必要です。
言論の自由はあれど、法治国家である日本に生きながら、
ゴーン被告を擁護するのはどうかと思います。
日本の法律が悪法とは少しも思いませんが、悪法もまた法なりです。
法治国家が法を守らない訳にはいきません。