【岡田武史】企業もスポーツも、日本には「自立」が必要だ

2019/12/28
ワールドカップの常連となったサッカー日本代表。その礎を築いた男の一人が、岡田武史だ。1998年に日本を初めてのワールドカップに導き、2010年にはベスト16まで進んだ。
そんな岡田氏は現在、愛媛県今治市にホームタウンを置く「FC今治」の運営会社の会長を務めている。
岡田氏が「経営者」に就任してからFC今治は快進撃を続け、2020年には念願だったJ3昇格を果たした。
監督、経営者として組織を率いてきた岡田氏は、どのように組織を活性化しているのか。また、日本サッカーやスポーツに対して、どんな課題を抱いているのか。
NewsPicks編集部がインタビューでお届けする。
岡田武史(おかだ・たけし)
1956年、大阪府生まれ。現役時代は、日本代表にも選出。1998年のW杯予選中に日本代表監督に就任し、初のW杯出場に導く。2010年大会でベスト16進出後、中国リーグの「杭州緑城」で指揮を執る。現在は、来季からJ3に参入する「FC今治」の運営会社で会長を務める。

監督と経営者の「共通点」

──2010年のW杯で日本代表をベスト16に導いてから経営者に転身し、5年がたちました。